代表者インタビュー/企業情報

愛猫との暮らしをもっと心地よくするためのコミュニティ「またねこ」

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愛猫との暮らしをもっと心地よくするためのコミュニティ「またねこ」
岐阜市 娯楽・レジャー

パン職人として「職人の世界」で腕を磨き、かつては「近寄りがたい職人肌」と言われた彼女の人生を大きく変えた出来事、愛猫の脱走とペットロスという個人的な体験を原点に、仲間と楽しむ・備えるがひとつになったコミュニティ「またねこ」を設立。その具体的な活動内容、防災やペットの健康に関する情報発信の重要性、そして猫を通じた人々の繋がりを創出する場所づくりといった未来の展望まで、その多岐にわたる構想と、思いをお届けします。

後悔の涙から、前を向くための活動へ

—まずは、『またねこ』を立ち上げることになったきっかけを教えてください。
実は始まりは「愛猫の脱走」だったんです。1ヶ月も見つからなくて、本当に心配で毎日必死に探して…。その時、SNSで「この子首輪してます。飼い猫じゃないですか?」って拡散してくれた方がいて。SNSやチラシを見た全然知らない方たちが「うちの庭に来るかもしれないから見ておくね」って言ってくれたり、捕獲器を貸してくれたり。すごく親身に助けてくださったんですね。結局、驚いたことに山を越えた反対側で見つかって!あの子が繋いでくれた「人の優しさ」が、今でも忘れられないんです。
—素敵な繋がりですね。でも、そこには「後悔」もあったとか?
見つかった時、あの子は首輪をしていたのに名前を書いていなかった。それが本当に悔しくて、申し訳なくて……。「もう二度と同じ思いを誰にもさせたくない!」って、名前入りの首輪を作ってマルシェに出るようになったのが、今の活動の原点ですね。
—そこから、コミュニティという「形」にしようと思ったのはなぜですか。
その後、もう一匹の愛猫が病気で亡くなったときに、いわゆるペットロスの状態に陥ってしまって「ごめんね、ごめんね、もう苦しい思いさせて、ごめんね」としか言えなくて……。でも、ある方に、「この子は本当に悲しんでるの」「あなたにごめんねって言ってもらいたいの」って言われた時「もっと楽しいこといっぱいしたよね」って。いっぱい遊んだし、いっぱい笑ったし、いい思い出がいっぱいあるじゃんって、って気づいて救われたんです。それで脱走の危険や別れの苦しみを最小限にできる、温かい居場所を私が作ろう!そう思っていた時に、仲間の助けがあり、トントン拍子に話が進んで、半年でこの形になりました。

猫をきっかけに、みんなが仲良くなれる仕掛けを

—具体的に『またねこ』では、どんな活動をされているんですか?
迷子になっても帰ってこられるように「名前入りの首輪」を広めること。脱走、災害時に見つけもらいやすい、でもおしゃれで可愛い首輪を製作販売しています。あとの活動は……もう、ワクワクを全部形にしてます(笑)。公式LINEでの情報発信や猫が好きな人たちがゆるやかにつながる場所としてランチ会を開催したり、最近は「猫好きさんのための婚活」も準備中なんですよ。保護猫に光を当てるキャットショーなど、リアルやオンラインを問わずやりたいことが無限に湧いてくるんです。
婚活まで! 幅広いですね。
猫が好きっていう共通点があるだけで、初対面でも会話が弾みますよね(笑)。あとはね、自宅を「なんちゃって猫カフェ」として開放して、保護猫活動への寄付を募る仕組みも考えています。猫を飼いたいけど迷っている人が、うちの5匹の猫たちと「わちゃわちゃ」して、猫との生活を体験できる。今、猫を飼ってなくても、興味のある人、猫が飼いたいけど実際にお世話できるか不安な人、そんな方々にも「きっかけの場所」をたくさん作っているんです。

「楽しい」の先に、真剣な学びを添えて

—他のコミュニティにはない、『またねこ』ならではの強みはどんなところにあると思われますか?
自分で言うのもなんですけど、私の「じっとしていられない行動力」かな(笑)。私、元々はパン職人を20年やっていて、根が職人なんです。「こうだ!」と思ったら、形にするまで止まらない。周囲からは「セロトニンの外部タンク」とか「幸せのハードディスク」なんて言われるんですけど、まずは私が全力で楽しんで、そのエネルギーを皆さんに共有したいんです。
—確かに、久島さんとお話ししているだけで元気がもらえます。アイデアも次から次へと溢れてきますよね。
まわりに「ちょっとストップ!」ってブレーキをかけられるくらい(笑)。でも、ただ楽しいだけで終わらせたくないという思いも強くて。私は「ペット災害危機管理士」の資格も持っているので、震災時の生の声を伝えるような、真剣な防災の知識も共有していきたいんです。
— 「楽しさ」の裏側に、しっかりとした「芯」があるんですね。
ペットロスや災害対策といった、飼い主なら誰もが不安だけど、つい目を背けたくなる現実的な課題にもしっかり向き合いたいんです。今後は専門の講師の方をお招きして、より深い知識を学べる勉強会も開きたいと考えています。「最高に楽しい場」でありながら、「いざという時に猫を守れる真剣な学び」も自然に身につく。この両輪があることが、『またねこ』の最大の強みだと思っています。

最後は笑顔で「またね」と言える関係性

—運営をするうえで、久島さんが一番大切にしていることは何ですか?
活動名の『またねこ』という言葉に込めた想いです。猫を亡くした時、どうしても自分を責めてしまいがちだけど、そうじゃなくて「またね」って笑って言えるような、前向きな関係を築いてほしいんです。そのためには、まず私自身が全力で楽しんで、いつも笑顔でいることを心がけています。
—素敵な言葉ですね! 久島さんが笑っていると、周りの皆さんも自然と明るくなりますよね。
そう言っていただけると嬉しいです。ここに来たらホッとできる、自分を取り戻せる。そんな居場所を目指しています。「楽しかったね」で終わる日もあれば、ちょっと真面目な勉強会をする日もある。そんな、もしもの時の不安もひとりにしない、飼い主さん同士が寄り添い合える時間を大切にしていきたいです。

猫の力を借りて、日常をもっと穏やかに

— 最後に、これから先、どんな未来を描いていますか?
目標は、この活動を全国に広めること! 岐阜だけじゃなく、福井でも金沢でも、猫を通して笑顔になれる場所を作りたい。大人が笑っていれば、子どもたちも未来に夢を持てるじゃないですか。
— 猫が、社会を元気にするクッションになるわけですね。
不登校の子も、お年寄りも、みんなが猫を介して自分の居場所を見つけられる。そんな世界を作りたい。平和な世界、本気で「猫なら作れる」って思っているんですよ。まずは我が家に「もふもふ」しに来てください。そこから全部が始まりますから!
インタビュー中、一貫して「誰かのために」という想いを、飾らない言葉で語ってくださった久島さん。職人の「一途さ」が、今は猫と人を救う「優しさ」に変わっています。無理に背負いすぎず、まずは自分が楽しむことで周りを明るくしていく――。そんな彼女のスタイルこそが、『またねこ』の魅力そのものだと感じました。
代表者画像
株式会社 PETNEST COCO
代表 久島 奈保子
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代表者情報

株式会社 PETNEST COCO
代表 久島 奈保子
猫と人を繋ぎ、悲しみを「またね」の笑顔に変えるコミュニティ「またねこ」代表。
「脱走した時の悲しみを最小限にしたい」という願いを込めた名前入りの首輪製作や、ペット災害危機管理士や愛玩救急救命士の資格を活かした情報の提供など「目標をクリアし続ける力」と、猫が教えてくれた「人を惹きつけるしなやかさ」、その両方を武器に、猫と人との幸せな関係性をデザインし続けている。
猫と人を繋ぎ、悲しみを「またね」の笑顔に変えるコミュニティ「またねこ」代表。
「脱走した時の悲しみを最小限にしたい」という願いを込めた名前入りの首輪製作や、ペット災害危機管理士や愛玩救急救命士の資格を活かした情報の提供など「目標をクリアし続ける力」と、猫が教えてくれた「人を惹きつけるしなやかさ」、その両方を武器に、猫と人との幸せな関係性をデザインし続けている。

詳細情報

企業名 PETNEST COCO
会社名ヨミガナ ペットネストココ
代表者名 久島奈保子
住所 〒501-2105 岐阜県 山県市高富774−27